大震災 / 展示設備の状況
2階 特別展示室2
神戸市立博物館の展示設備は、古代から現代までの神戸の歴史を紹介する「常設展示室」と、期間限定の特別展・企画展示を行う「特別展示室1・2」「南蛮美術館室」「ギャラリー」からなる。
木製・紙製の資料を多く扱う当館の性質上、展示は強固なガラスケースを用いる場合が多い。今回の震災ではこのガラスケースがらみの被害が多発することになった。あるケースでは天井の照明を覆うためのルーバーが落下し、またあるものはそれ自体が転倒し、資料を損壊した。ただ、固定型のケースでの被害は比較的すくなく抑えられた。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。
特別展示室2/古地図企画展「江戸時代の名所巡覧展」の被害状況
大型の古地図資料は展示用ボードに、アクリル製止め具とグラスピンで固定されて展示されていた。ボード自体は後ろの壁に立てかけているだけだったが、衝撃ですべてこれが前方に倒れ、ガラスにもたれかかった。これらの資料に被害はなかった。950121
特別展示室2/古地図企画展「江戸時代の名所巡覧展」の被害状況
傾斜台に展示していた資料(版本、版画類)が前方にずり落ちたが、特に被害なし。950121
特別展示室2/古地図企画展「江戸時代の名所巡覧展」の被害状況
照明用の上部扉が開いて照明が前方に少し出たが特に被害なし。950121