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大震災 / 周辺地域の状況

旧居留地15番館

博物館は近代神戸発祥の地、旧外国人居留地のほぼ中心に位置している。博物館の東側にメインストリートの京町筋、西側には浪花町筋が走る。北隣にはオリエンタルホテル、浪花町筋を挟んだ向こう側に、旧居留地15番館がある。
博物館は致命的な破壊を免れたが、その周辺の建築物の被害は甚大であった。興和ビル、オリエンタルホテルは全壊のため取り壊され、館の北方には広漠な空き地が現れることとなった。
旧居留地15番館は、この地域で唯一残った明治期の洋風建築であり、その被害状況は、神戸の歴史的風景の崩壊を象徴するかのように、各種メディアで大きく取り上げられた。その修復工事では、地下に免震構造が導入された上に、当初の建材をできる限り活用して復元が図られた。工事の完成は98年の3月。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。

震災前の15番館。93年春の撮影。

崩壊した15番館。上の写真とほぼ同じ場所から撮影。950119

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博物館西側通用口から撮影。950124

博物館3階ベランダから撮影。950119

博物館3階ベランダから撮影。崩壊した建築資材は他の場所に保管され、復元工事に活用された。床組が露出している状態。950221

床組も撤去され、基礎部分が露出した状態。免震構造が導入される事になり、この基礎部が大きく掘り下げられてから、再建される事になる。9502頃